どのアルバムも「偉大なるマンネリズム」によって出来上がっている。なので、安心して、落ち着いて聴くことが出来る。その中でも、一番新鮮味があるのは「SONORITE」なのかも知れない。
* SONORITE
1曲目「MIDAS TOUCH」からヤラレた。ケツメイシとのコラボとかもいい感じだった(最初、達郎自身がラップしているのかと思った)。
あと、全体的に暗め。レコーディング環境が変わって意図的にそうしているのかもしれないけど、前作の「夏のコラージュ」「SOUTHBOUND #9」のような曲があったら完璧だったのだが...
サウンド&レコーディング・マガジンに、レコーディングの苦労話が載っていた。内容が難しくてよくわからなかったが、読みながら聴くのも良いかも。
最後のディズニーの曲はいらなかったかな。企画モノならいいんだけど、やっぱりオリジナルアルバムとして完結してほしかった。聴いた後の余韻が「ON THE STREET CORNER」になってしまう。アカペラじゃないけど。
気に入った曲:「MIDAS TOUCH」
* I Love U
まだ聴き込んでいないので感想もそれほど無いが、最近のミスチルって感じで無難にまとまっている。
ポカリの CM の曲、初めて通して聴いたけど、「サビ作って、あとから他のパートくっつけました。」って感じで、ちょっとガッカリ。やはり CM 向けに作られた曲なのかな。
気に入った曲:「靴ひも」
* KILLER STREET
サザンは曲多すぎ。アルバムトータルのメッセージが伝わってこない。ハリウッドの超大作っぽく、愛着がわきづらい。
シングル曲がポップでキャッチーすぎて、他のアルバム曲とのバランスが悪い気がする。最近、商業主義になりすぎている気がする。
ライナーノーツは、レコーディングの雰囲気がなんとなく伝わってきて楽しめた。いままであまり音楽的背景とかって語られたことが無かったので新鮮だった。
気に入った曲:「LONELY WOMAN」