臨時収入があったので、第5世代の iPod を買った。
これまで、Apple の商品ではあまりネガティブなことはなかったのだが、今回はいろいろあった。
今まで使っていた第3世代のドックに置くことはできたが、付属のアダプタは使えなかった。ま、これは別売りの ユニバーサルドック にあわせたものなので仕方ない。置けるのはよいが、前後にスペースがあるので、慎重に置かないと、コネクタ部分にがたがくる心配がある。
で、早速シンクロしようとしたら、FireWire が使えないことが判明。仕方なく、付属の USB ケーブルにつなぎかえる。現在、USB ポートがいっぱいいっぱいなので、何とかやりくりする。FireWire は余っているのだが...
USB 接続のみになったことによる問題は、これだけではなかった。
FireWire に比べて、接続時、切断時の処理が遅い。なので、転送スピードが 400Mbps で理論値は同じはずだが、実使用上は USB の方がぜんぜん遅い。ま、これはそんなに気にならないほう。
もっと問題なのは、USB の場合、ドックに挿したり外したりするだけで、本体のスリープが解除されてしまう点。なので、その都度スリープにしなければならない。それに加えて、Mac がスリープ中は、充電されない。使わないときはスリープにしている我が家では、非常に不便な仕様になっている。なので、通常は FireWire をつなぎ、シンクが必要な時に、USB につなぎ変えている。あー面倒。
おそらく USB だけにしたのはコストダウンだと思うが、こうなることは(アップルなら)わかっていたと思うので、非常に残念。
これらの問題は、まだ序の口だった。
iPod のファームウェアが 1.1 になっていたので、アップデートしようとしたらできない。途中で終了してしまう。どうやら、違う世代の iPod と誤認識しているようで、iTunes の設定の中の、iPod の設定でも、「写真」とか「ビデオ」とかの項目が表れない。なので、iPhoto の写真もシンクされない。
なんとなく、フォーマットが Windows(ファイルシステムが MS-DOS)であることが問題のような気がして、ディスクユーティリティで HFS+ にしてみた。(昔からの Mac ユーザなので、MS-DOS がなんとなく嫌い。)
で、再度チャレンジしてもうまくいかない。Mac フォーマットなので、FireWire でアップデートしてください、みたいな表示になってしまう。FireWire 使えないのに...
で、同僚の Mac で試したところ、ちゃんと iTunes の iPod の設定に、「写真」とか「ビデオ」とかが出てきた。どうやら、iTunes 側がおかしい模様。関係しそうな Preference のファイル(うんちゃら plist)を一通り消してもダメだったので、Tech Info Libraryを探してみた。すると、現象は違うが、解決法っぽい物を見つけた。
おいおい、OS の再インストール(正確には「アーカイブおよびインストール」)かよ。
ま、問題なさそうなので、やってみた。
一通り終わり起動してみたのだが、なんだかおかしい。Dashboard がない。よく見たら、10.3(Panther)をインストールしてしまった!あー、やってしまった。
げんなりしてきたのだが、さすがにこれでは困るので、10.4(Tiger)を再インストール。いまさら住所とか入力し、ホームディレクトリも移されていたので、元のホームディレクトリに戻し、アップデートをかけて、 やっとのことで復旧。
iPod をつないでみたら、見事、設定内に「写真」「ビデオ」などの項目が現れた。
長かった。
ほかにも、
- リモコンがない(わかっていたけど、やっぱり不便)。
- 「曲をシャッフル」の仕様が変わっていた(シャッフルの設定が「アルバム」になっていても、「曲をシャッフル」をやると曲単位のシャッフルになってしまう)。
- ホイールがまわしにくい(第3世代は溝があったので回しやすかった)。
とかいろいろあるが、ま、何とか使えるようになったので良しとするか...